世界のGXの動向をと前回書いたのですが、GXに取り組もうとしている企業の担当者の方にまず知っておいてもらいたいことを書きます。それは、「補助金から国の動向を把握する」ことです。
GXというと、再生可能エネルギー、二酸化炭素吸収など派手な取り組みに目がいきますが、企業として取り組みたいのは王道の「省エネ」ではないでしょうか。それでは、国は省エネに対してどのような姿勢で臨んでいるのかみるために、補助金を調べましょう。私の推薦するサイトは(社)環境共創イニシアチブです。この中の省エネのカテゴリを確認すると。。。
令和5年度「先進的省エネルギー投資促進支援事業費」につきましては、新規事業の公募および採択は実施せず、令和4年度以前に初年度採択された複数年度事業を対象としています。
なんと厳しい。地方自治体は別として、国としては省エネの段階は終わったと考えているようです。
他のカテゴリを確認すると、個人の住宅への補助金はまだ手厚いですね。しかし、公募状況を考えると、電力系統安定化のための補助金が手厚そうです。
よって、2023年現在においては、国は電力系統、小規模電源に力を入れている事がわかります。
それでは、省エネは無駄なのか?次回はこれをテーマに考えてみます。