技術的に確立していない半導体に挑戦し、それに向けて経済産業省も資金面で巨額に後押しをする。ラピダスの計画には賛否両論あるようです。

半導体産業として勝てるか否かは別の記事などに任せるとして、エネルギー面でラピダスのロードマップが成立するかを考えたいと思います。

プレスリリースによると、2025年には第1工場を完工、WEB上の情報によると2027年度には量産体制を確立する計画のようです。台湾のTSMCは九州に半導体工場を建設していますが、これは土地が確保できると同時に安い電力料金＝OPEXが抑えられることが大きな要因です。

それでは、北海道の電力はどうか？全国で一番高い状況です。それでは、解決策はと考えると再生可能エネルギーの自給自足があげられます。しかし、これが2027年度までに解決するのか？洋上風力はそんなに早くは建設できないと私は予想します。

高い電力料金に伴うOPEXの増加＝競争力のない半導体、というのが現在のラピダスに考えられる主力シナリオかなと考えます。