DXGX Consult - 表計算ソフトの役割を考える

表計算ソフトの役割を考える

DX
2023年06月13日

「顧客アンケートの結果を集計してもらえるかな?」という依頼は多いと思います。

その時、ある程度DXが進んでいる企業なら、「とりあえずデータレイクに保存して、BIツールでいい感じに・・・」という環境が整っているかと思います。ですが、いまだに「エクセルでマクロ組むか!」みたいな職人が登場する企業が大半ではないでしょうか?特にJTCではそうじゃないかなと。

ここで、表計算ソフトとは何なのか?を考えてみたいと思います。

私が表計算ソフトとして思い浮かべるのは、Lotus 1-2-3ですね。この設計思想はたしかデータベース機能も備えているというものだったと記憶しています(PCのメモリ容量が大きくなることを見越していた)。ですが、おそらく、多人数がアクセスできるような環境は想定していない。

表計算ソフトはその日本語のとおり、「計算」して「図表」にするものです。データの管理はあまり得意ではありません。データの閲覧、変更などの管理が考えられていないのです。

1つのデータに多くの人がアクセス可能な状態では、「データ」は「データ」として権限付与、アクセス監視をして1つで管理し、それを見せるのはBIツールで各人が設計するというほうが効率的です。

Excelを利用されている企業でしたら、まずはPower BIから試してみてはいかがでしょうか。