私が資料を作成するときに参考にするサイトの一つとして、科学技術振興機構があります。国立ではあるのですが、国の政策に左右されず、データに基づいた提言などを発出するので、とても信頼感があります。

その中にゼロカーボン電源システムの安定化と技術・経済性評価があり、じっくり読むと非常に面白いです。

• 2050年の電源構成を考えると、原子力は必須ではない
• 蓄電池の短時間対応と、水素の長時間対応は分けて考えるべき
• 輸入水素は将来的にはゼロにしていくべき

みたいなことが書いてあって、「おお！政府はこれを読んでいるのかしら？」と思う内容が多いです。

風力発電所のポテンシャルや、水素が必要な根拠である発電需要の季節性はしっかりと考える必要があると思いますが、GXを考えるなら、まずこの評価は読み込む価値ありです。